しらいの日記

頭のリハビリがてらぽちぽち日記を書きます。ADHDでうつ気味。

自覚が無いだけでめちゃくちゃ多動だったわ、自分

ADHDの診断が降りた時、ぶっちゃけ「やっぱりね」と「本当に!?見に覚えないんだが!?」という相反する気持ちが5:5であった。というのも、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の注意欠陥については身に覚えしかなかった(遅刻・忘れ物多い)けど、多動についてはその時点では本気で1mmもピンときてなかったからだ。別にADHDについては元々知っていたし、何なら軽く大学で勉強してたので学んでない一般の人よりかは知識がある方だと思っていた。その上で自分に該当するとは微塵も感じていなかったので最初コンサータを処方された時も「効いてても実感できるかわかんないかもな〜」などと思っていた。

 

結論から言うとバリバリに効いたしちゃんと多動もあった。何が多動だったかと言うと、「なんかちまちま食べちゃう・飲んじゃう」のが自分の多動だった。

例えば目の前にグミとか豆菓子とかがあるとすぐ食べ切っちゃうとか、飲食店でお水がすぐに空になっちゃうとか。私はそれまで自分はただそういうタイプなんだとばかり思っていたけど、コンサータを飲むようになったらカフェとかで全然ドリンクが減らなくてちょっとびっくりしてしまった。むしろそこが初めてコンサータの効き目を実感したシーンでもあった。コンサータの副作用にはのどの渇きとかあるらしいから、これ以上飲み物飲む量増えたら困るな~とか思ってたけど、真逆だったね。人が「水分取らなきゃいけないけどそんなに飲めないよ~」と言っている意味が初めて分かったかもってくらいだった。

 

幼少期までさかのぼれば多動のエピソードもちょこっとあるけど、正直なところ”ちょっと落ち着きのない子ども”で済まされてきてしまったから、診断が出てみて初めてそうだったのか……と意識できるようになった。幼稚園の入園式は座っていられなかったらしいけど、卒園までにはそういうことも落ち着いていたし、小学校の時も隣の席の子と喋ってばっかりだったけど並行して先生の話はちゃんと聞いていたから怒られることはそこまで多くなかった記憶がある。

 

正直、ADHDであっても規範意識が強かったり人目を気にしがちだったりする人は症状をそれを上回る努力で隠している、もしくは隠そうとして失敗して苦しんでいるんじゃないかと思う。わたしは就職して前者から後者に変わって一気に崩れ落ちてしまった。

 

ADHDの特徴に少なからず当てはまるな~と思う人はそれで少しでも生きづらさがあるんだったら、検査を受ける意味があると思う。

これまで自分が怠惰であるばかりにと思っていたものが「特性」である、とわかって、私は救われたと思っているから。